FF-1の調整方法(11/17)


Fuzzy Faithの調整方法をアップいたします。
まずは裏蓋のビス4つを外してオープンします。
アウトプットジャックとフットスイッチの奥、基板に二つの半固定ボリュームが見えます。
画像向かって左側がエフェクト音の音量、右がバイアス調整トリマーで歪みの質感が変わります。
これを精密ドライバーで音を出しながら調整すれば良いわけですが、調整するには邪魔なアウトプットジャックとフットスイッチを外す必要があります。
何故、こんなアクセスしづらい場所に付けたんだ?と言われそうですが、ここにあるのは設計上、意味がありますので、ご了承ください。

という事でまずアウトプットジャックを外します。
ナットのサイズは1/2インチですね。
画像の道具は百均のDさんで買った物です。

続いて、フットスイッチを外します。
こちらのナットサイズは14mmです。
私はホーザンのボックスレンチを愛用。

で、ギターとアンプに繋いで音が出る状態にするのですが、アウトプットジャックをケースから外した事により回路の接地が離れてしまいますので、このままだと音は確認できません。
画像のような鰐口クリップ付きのケーブルでジャックのアース端子とケースを接続します。

鰐口クリップコードがなければ針金や導線などでアウトプットジャックのアース端子とインプットジャックの根元をこんな感じでしっかり繋げば大丈夫です(画像オレンジの線)。

この状態でもドライバーは真っ直ぐには入れられませんが、調整は可能です。
このスリ割は非常にもろいので、無理に力を加えず優しく少しずつ動かして下さい。

ドライバーサイズは2.5mmくらいのマイナス。
私の愛用品はベッセルのセラミック調整用ドライバー2.6-30 9000。
まあサイズが合えばなんでも良いです。
調整する前に位置を極細油性ペンなどでマークしておくと良いかと思います。
半固定ボリューム左側の出力調整はかなり音量を上げられますが、音色の変化もともないますので、必要以上には上げない方が良いでしょう。
本機も含めFuzzFace系のペダルは本体ツマミのVOLUMEが最大位置にて良いパフォーマンスが得られます。
なので、本機VOLUMEマックス状態で、必要な音量+αくらいにセッティングすると良いかと思います。

調整が終わりましたら、ジャックとスイッチを画像のように元に戻して完成です。

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