投稿

11月, 2021の投稿を表示しています

Chmaira46:東京T様

イメージ
東京のTさんより、ご依頼いただいたChimaira46の製作に入ります。 ベースでのご使用との事。 Dual Twisted MachineやInfinity Lineやこの2機を搭載したChimaira46はベーシストの方々のご依頼も多くて嬉しいですね。 で、いつものように個体差を無くす為のパーツ厳選作業をしました。 音質的に機材の個体差をなくすというのは実はとても難しい作業なのです。 1日目は大体この作業で終わりますね。 作業完了しましたので、今日はここまでです。 明日は講師業に出かけますので、製作開始は明後日となります。(11/23) 製作作業開始です。 フロントパネル用のアルミ板に慎重に穴を空けて、裏面のコーティングを研磨し、地金剥き出しにします。 コーティングを剥がすのはノイズ対策のひとつですね。 綺麗に空きました。(11/25) で、ハンダ付け作業に入りました。 まずはエフェクトループのバッファー&クリーンブースター、BoostedManの基板から。 この回路を入れるきっかけとなったのは、エフェクトループに入れる機材のパフォーマンス向上の為ですが、エフェクトループに何も繋がない時もクリーンブースターとして使用可能です。 ツマミ12時位置でほぼフラットとなりますので、ブーストだけでなくカットも可能。 ギターのボリュームやボリュームペダルなどで音量を絞ると、ハイ落ちしたりしますので、ハイ落ちさせずに音量下げたい時に重宝しますね。 私のエフェクトボードに入ってる、Boosted Shrimpというラインセレクターに入ってる回路と同じ物です。(11/25) 続いてはコンプレッサー のInfinity Lineの基板ですね。(11/26) Dual Twisted Machineの基板の前に木製サイドパネルを先にやっておきます。 檜材に型紙を貼り、カットしたの図。(11/16) ディスクサンダーで形を整えて、ネジ穴の面取りしたら、一度ケースに装着してチェックします。 うん。良い嵌り具合ですな。 次は角の面取りと仕上げ研磨をして、着色とクリアコートですが、夜はとなりのスタジオ部屋でTEN-JINの新曲のレコーディング作業に移りますので、今日はここまでとさせていただきます。 土日も終日、講師業ですので、続きは月曜日となります。(11/26) と言いながらもステ

Jam's Bond:岐阜M様

イメージ
続いてはリピーター様のオーダー。 D.IボックスのJam'sBondの製作に入ります。 ポイント・トゥ・ポイント配線のディスクリート回路にトランスという構成にて、アクティブ(ファンタム&電池駆動)とパッシブ両方の仕様で使えるというこのD.I。 私自身、ナチュラルで音楽的なサウンドがとても気に入っていて、レコーディングにライブに長年愛用しておりますね。 過去にレコーディング&P.Aエンジニアの方々に何度か製作しましたが、こちらでも非常に評判が良いです。 しかし、この機材で使用してるトランスは現在、製造中止となってしまい入手は非常に難しく、ストックもありませんので、お問い合わせいただいた時に一度はお断りさせていただいたのですが、なんと、お客様自ら見つけてきて下さいまして(画像)、この度、製作する運びとなりました。 よく見つけましたね〜。 ご近所のオーディオリサイクルショップで新品未使用品を救出されたとの事。 で、このD.I、代替えのトランスで私が気にいるのがあれば、製品ラインナップに加えたいところですが、なかなか"これだ"というのがまだ見つかりませんな。(11/4) いつもなら筐体加工から始めるところですが、発注したケースは現在、米国からこちらに向かっております。 なので、基板の方を先にやっておきましょう。 この機材はパーツの足を直に繋ぐポイント・トゥ・ポイント方式で製作しますので、ユニバーサル基板というのを使用します。 必要な大きさにカットし、磨いたあと、完全脱脂をしてフラックスを薄く塗り終わったの図。(11/5) 半田付け前の基板の拡大画像です。 このように半田を付ける前の段階でも、しっかりと結線されてるように接合しなければ本当の意味でのポイント・トゥ・ポイントにはなりません。 極力、半田による信号ロスを減らし、接合部の堅牢性も高める為に完全密着させるのが大事です。 結構、細かい作業ですが、私は趣味で機械式腕時計の整備なんかもやってますので、それに比べたらデカく感じますね。(11/5) 先程、ケース材が届きました。 思ってたより早かったですね。 ついでに、そろそろストックが尽きそうなパーツもいろいろと仕入れときました。(11/5) で、基板へのパーツ取付完了にて、今日はここまでとしておきます。 次はケース加工となりますが、