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Chimaira46:東京M様

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続いては東京のM様の Chimaira46の製作に入ります。 オーダー、ありがとうございます。 毎度毎度、同じ始まりですが、いつもの通りパーツの個体差を計算調整し、選別する作業から。 狙い通りのパフォーマンスを得る為にはどうしても必要な作業なので、各種測定機や回路シュミレーターを使い、丁寧にパーツを選んでいきます。 Chimaira46はパーツ点数が多いので、この作業は結構時間と集中力を要しますね。 といっても、回路中、選別調整が必要なのは半分くらいですかねー。 パーツの数値が適当でも音質に影響がない箇所もあります。(3/31) パーツ揃いましたので、製作に入ります。 まずは木工作業を先にやっておきます。 サイドパネルの加工完了の図。(3/31) 加工したサイドパネルをステインで着色して、乾燥させるの図。(3/31)

アコースティックギタープリアンプ

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番外編です。 師匠からの依頼にて商品ラインナップにはないシンプルなエレアコ用プリアンプを製作。 イコライザーはアコースティックギターのサウンド創りに特化した美味しい帯域を狙って設計してます。 いずれラインナップに加える事も考え、製品仕様も練り直そうかと思います。

IL-1:長野K様

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続いては長野にお住まいのベーシスト K様よりオーダーいただいたオプティカルコンプレッサー"Infinity Line"の製作に入ります。 ありがとうございます。 いつも通り、丁寧に入魂製作いたします。 いつものパーツ選別が完了の図。 前回のTMD-1に比べて部品点数が少ないので、選別にそれほど時間はかかりませんが、調整がシビアな部品もあります。(3/17) 今日の宮崎は涼しくて気持ちが良いです。 今日(3/18)と明日(3/19)は終日、外仕事で外出しておりますので、更新が途絶えます。 しばらくお待ち下さい。(3/18) お待たせいたしました。 製作開始です。 こちらはInfinity Lineの基板ですね。 基板上の部品の配置や信号のルート等は耐ノイズ等、回路の性能を左右しますので、限られたスペースの中にそれらを計算してデザインする必要があります。 描いた回路図通りにただ繋がれば良いだけではないという事ですね。(3/20) 基板上に部品を取り付けていきます。 この部品の挿し方というのも信号ロスなく耐久性を上げる為の正しい方法というのがありまして、ただ挿して半田付けすれば良いという物ではないんですね。 こういった細部のこだわりがトータル的に良い機材を創り得ると思いますし、これもハンドメイドの利点の一つでしょう。 半田付けは適切な量の半田を適切なタイミングで付ける一発勝負ですので、一つ一つ気を抜かずに丁寧に付けていきます。 付ける瞬間は息が止まりますね。(3/20) 今日は早寝早起きしたので、早朝5時から作業してます。 で、ケース加工完了の図。(3/21) で、ラベリングも完了の図。(3/21) 基板の反対側のボリュームとLEDを取り付け、最後にオプトカプラー(基板上の黒いボックスパーツ)を取り付けます。(3/21) 今日のWBC準決勝メキシコ戦は良い試合でしたね。 それはさておき、ワイアリングに入ります。 画像はDCジャックとバランサーポットの配線完了の図。(3/21) ワイヤリングが完了したら、ケーシングをします。(3/21) という事で完成の図。 うん。良いですね。 サウンドチェックもいつも通り良好です。 綿手をして、本体を綺麗に拭いて、パッケージングします。 ノブのトップの銀色部分は保護フィルムが貼ってありますので、お好きなタイミングで剥が

TMD-1:群馬N様

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群馬にお住まいのN様よりDual Twisted Machineのオーダーをいただきましたので、入魂いたします。 ありがとうございます。 まず、いつものパーツ選別作業を完了しました。 TMD-1はパーツ点数が多いので、この作業だけで、3時間以上かかってしまいます(Chimaira46はもっとかかりますが…)。 しかし、最高のパフォーマンスを得る為のハンドメイドならではの大切な工程ですので、気を抜かずに楽しんでやる事にしてます。 これは非常に難易度の高いパズルゲームの如しですね。 いつも書いておりますが、電子パーツの個体差というのは、トータル的に機材の音質や使用感の個体差として顕著に表れます。 これをやらないと毎機材、別物になってしまいますね。 Twisted Machineの場合、EQ回路が特にシビアでパーツ選びにとても時間がかかります。(3/14) ケース加工完了の図。 綺麗に穴があいたところで、ちと腰が痛くなってきたので、今日はここまでにしておきます。 明日(3/15)は終日、別の仕事で出かけますので、続きは明後日の予定です。(3/14) さて、腰痛は治りましたので、作業再開です。 ケースのラベリング作業を完了しました。 昼食を作って食べたら、次はいよいよ電工作業に入ります。 今日の昼食はパスタですな。 パスタといえば、今日はWBCのイタリア戦ですね。 それまでは全集中で基板の作業いたします。(3/16) では、基板へのパーツ取り付け開始です。 まずはセラミックコンデンサーから半田付けしていきます。(3/16) 基板上のパーツを全て半田付けしました。 次は配線作業ですが、今日はここまでですね。 これからWBC準々決勝イタリア戦を観戦します。(3/16) WBC準決勝進出、良かったですね。 機材の方は配線作業に入っております。(3/17) ある程度、配線したらケースに組み込み、残りの配線を仕上げていきます。 画像は配線完了の図。 サウンドチェック後、ノブ取り付け等の外装仕上げをします。(3/17) サウンドチェックは良好でした。 ノブを取り付けます。 ここは柔らかい真鍮製のマイナスネジですので締めすぎは禁物です。 Wera(ヴェラ)の0.4×2.5のマイナスドライバがジャストフィットします(製品番号118008)。(3/17) で、完成の図。 私は音の"

IL-1:東京F様

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ここしばらく、レコーディングとミキシング作業に没頭しておりました。 今回の曲もInfinity Lineが全編にわたり大活躍で、良いサウンドになりました。 いずれ発表すると思いますので、その時はアナウンスさせていただきます。 で、そのInfinity Lineのご注文をいただきました。 ありがとうございます。 入魂製作に入ります。 まずはいつものようにパーツの選別作業からですね。 個体差のあるパーツを選別して、トータルバランスを取り、製品の個体差をなくす作業で、いくつかの測定器やシュミレーターを使用します。 ハンドメイドならではの大事な作業だと思っておりますので、時間はかかりますが、気を抜かず丁寧に選別します。(2/7) パーツのチョイスが完了しましたので、製作開始です。 まずはケース加工完了の図。 ケースも作業マットも黒なので、見づらいですね(笑)。(2/7) ケースのラベリングを完了。 ラベルがズレないように真っ直ぐ貼るのはなかなか難しい。 老眼鏡とルーペは必須アイテム。 というか、全ての作業で使いますけど。 作業は順調に進んでおります。 明日(2/8)は終日、ギターレッスンのお仕事に出かけますので、続きは明後日(2/9)となります。(2/7) では基板の作業に入ります。 老眼鏡とルーペは必須アイテム(爆)。(2/9) 基板にパーツを取り付け完了の図。 ハンダ付けはただ部品を穴に挿して付ければ良いというものではなく、信号ロスを抑え、且つ、堅牢性を高める為の手法や技術というものがあり、それには集中力が必要です。 今日はまだまだ集中力が続きそうなので、これから配線作業に入ります。 今日中に完成かな?(2/9) バランサーポットへの配線中の図。 ハンダの量が少ないと思われるかもしれませんが、この位が良いのです。 しっかりと付いてますね。 必要最小量のハンダを一撃必殺で流し込み、端子と配線材にしっかりと一体化させるのがポイント。(2/9) 最後の配線作業はいつも一気にやりますので、いきなり配線完了の図。(2/9) 音出しチェック、いつも通りの気持ちの良いサウンド。 この気持ち良さはクセになりますね。 自画自賛するだけの事はあります(爆)。 残るは取説印刷や梱包作業し、明日(2/10)、発送いたします。(2/9)

Chimaira46:仙台M様

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仙台のMさんよりご依頼のChimaira46の製作に入ります。 ベースでのご使用との事ですが、この機材は、ベーシストの方々にも大変ご好評いただいておりますね。 毎度、同じような内容となってしまいますが、製作進行状況をご依頼者様にお見せするのもこのブログの目的でございますので、ご了承下さい。 という事で、いつものパーツを選ぶ作業です。 機材の仕上がりにバラツキがでないように、個体差のある抵抗やコンデンサなどのパーツを測定し、厳選していきます。 抵抗値やコンデンサの容量値などは、回路中、適当でも良い場所もありますが、ペアで数値を合わせた方が良い場所やEQ回路のようにシビアに計算すべき部分もあり、適材適所にて選び、発泡材に刺していきます。 パーツの個体差による音色変化というのは、かなり顕著に現れますので、これは必ずやります。(12/12) 本日は筐体の加工を済ませました。 傷を付けてしまわないようビニール袋に入れて仕舞っておきます。(12/13) こちらは檜製のサイドパネル材ですね。 型紙をスプレー糊で貼り付けてカットします。 今は21時。 音の大きな電動工具は近所迷惑になりますので、加工はまた後日。 明日(12/14)は他の仕事で終日出かけますので、続きは12/15となります。(12/13) はい。作業再開です。 サイドパネルの加工を完了。 綺麗な木肌です。 ステインで着色の儀。 乾燥させる間に次の作業に移ります。(12/15) 筐体のラベリング作業を完了の図。 続いては、いよいよ電工作業となります。(12/15) 着色したサイドパネルを塗装ブースでクリアコートします。 薄く吹いては乾燥させを数回繰り返します。 画像は3回目完了の図。 光沢が出てきて良い感じです。(12/16) 基板にパーツを慎重に半田付けしていきます。 まずはDual Twisted Machineの基板完了の図。 明日と明後日(17〜18日)はまた別の仕事で終日出かけますので、続きは19日の予定です。(12/16) さて、作業再開です。 こちらはIL-1の基板。 このオプティカルコンプレッサーはクリーンでも歪みと併用しても、違和感なく自然なコンプレッションがかかるのが良いです。 私は隠し味のスパイス的な使い方をよくしますが、SUSTAINを上げてコンプレッションの強いロングサスティーンのサウンドも気