Chmaira46:東京T様

東京のTさんより、ご依頼いただいたChimaira46の製作に入ります。
ベースでのご使用との事。
Dual Twisted MachineやInfinity Lineやこの2機を搭載したChimaira46はベーシストの方々のご依頼も多くて嬉しいですね。

で、いつものように個体差を無くす為のパーツ厳選作業をしました。
音質的に機材の個体差をなくすというのは実はとても難しい作業なのです。
1日目は大体この作業で終わりますね。
作業完了しましたので、今日はここまでです。
明日は講師業に出かけますので、製作開始は明後日となります。(11/23)

製作作業開始です。
フロントパネル用のアルミ板に慎重に穴を空けて、裏面のコーティングを研磨し、地金剥き出しにします。
コーティングを剥がすのはノイズ対策のひとつですね。
綺麗に空きました。(11/25)

で、ハンダ付け作業に入りました。
まずはエフェクトループのバッファー&クリーンブースター、BoostedManの基板から。
この回路を入れるきっかけとなったのは、エフェクトループに入れる機材のパフォーマンス向上の為ですが、エフェクトループに何も繋がない時もクリーンブースターとして使用可能です。
ツマミ12時位置でほぼフラットとなりますので、ブーストだけでなくカットも可能。
ギターのボリュームやボリュームペダルなどで音量を絞ると、ハイ落ちしたりしますので、ハイ落ちさせずに音量下げたい時に重宝しますね。
私のエフェクトボードに入ってる、Boosted Shrimpというラインセレクターに入ってる回路と同じ物です。(11/25)

続いてはコンプレッサー のInfinity Lineの基板ですね。(11/26)

Dual Twisted Machineの基板の前に木製サイドパネルを先にやっておきます。
檜材に型紙を貼り、カットしたの図。(11/16)

ディスクサンダーで形を整えて、ネジ穴の面取りしたら、一度ケースに装着してチェックします。
うん。良い嵌り具合ですな。
次は角の面取りと仕上げ研磨をして、着色とクリアコートですが、夜はとなりのスタジオ部屋でTEN-JINの新曲のレコーディング作業に移りますので、今日はここまでとさせていただきます。
土日も終日、講師業ですので、続きは月曜日となります。(11/26)

と言いながらもステイン着色までは済ませておくの図。
乾燥したらクリアコートします(11/26)

はい、作業再開です。
塗装ブースにてサイドパネルのクリアコート中の図。
今日の宮崎はカラッと晴れて塗装日和ですな。
耐溶剤性の強いウレタン系の塗料を4回くらい塗り重ねます。
塗膜が完全硬化して実用強度に達するまで、数日かかりますので、この作業は早めにやっておいた方が良いですね。(11/29)

上記、サイドパネルは3回目の塗装を終え研磨しました。
明日、最後の塗装して完了です。

で、画像は背面パネルの穴あけを完了の図。
これで筐体加工の作業は完了です。
明日、ケースラベリングをやる予定です。
今日はここまで。
腹が減ったので、ご飯にします。
私は毎日、玄米食べてます。(11/29)

クリアコートを完了した木製サイドパネルの図。
乾燥を待ちます。(11/30)

で、ケースラベリング完了の図。
これから、あとは電工作業が続きます。(11/30)

で、Dual Twisted Machine基板も完了の図。
次は配線作業ですが、今日はここまで。(11/30)

さて、12月となりました。
Tarman-studioのネット販売を始めて、早くも一年が経ちましたね。
この一年で沢山機材を造りました。
オーダーいただいた方々にはホントに大感謝しております。

で、配線作業に入っております。
まずはバランサーポットから。
ミキシングのパンポットなどに使われる特殊なカーブのヴォリュームですね。(12/1)

LEDへの配線。(12/1)

上記のLED画像にもありますが、この木製の道具は随分前に作ったアイテムですね。
余った材木で簡単に作った物ですが、スイッチやジャック類、LEDなどにコードを半田付けする際の第三の手になる便利グッズ。
こういった自作の道具はいろいろあります。
画像にて配線してるのはDCジャックです。(12/1)

基板への配線材を全て取り付け、フロントパネルに装着の図。
ここからスイッチやジャック類に配線していきますが、今日はここまでにして、夕飯にします。
今日はエビフライ。(12/1)

今日は二度寝してしまい、思いっきり寝坊しましたね。
遅いスタートでしたが、配線はあとジャック類を残すのみとなりました。
先にバッテリーボックスを取り付けてネジロック剤を塗布しておきます。
これやっとけばネジはまず緩みません。

本日、完成でしょう。(12/2)

ジャックへのハンダ付け中の図。

ハンダの成分で音が変わるというのを初めて実感したのが、18歳の頃。
以来、いろんな物を試して、現在の物に落ち着きました。
数年前までは3種類を適材適所にて使い分けてましたが、現在は一種類しか使ってません。

昔、オーディオの専門誌で読んだのですが、ハンダの成分による音色変化を以下のように表現しておりました。

スズが多いと"すずやかに"
鉛が多いと"なまり"
銀が入ると"ギンギラに"
銅が入ると"堂々と"

駄洒落のようですが、実際、その通りだと思います。
ちなみに最近のハンダは鉛フリーとなってます。
私のもそうですね。(12/2)

配線が完了し、動作確認後、外装の作業に入っております。(12/2)

で、完成の図。
何度も同じ機材を作っておりますが、音出しの瞬間はいまだにエキサイトしますね。
今回も良い感じで、しばらく鳴らしました。
この機材、造る度に自分の分も欲しくなります。
実は自分用のは時間がなくて、まだ作ってないのです。(12/2)

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