Chimaira46:名古屋A様

名古屋在住のA様よりChimaira46のご注文をいただきましたので、入魂いたします。
ありがとうございます。
ギターとベースにご使用いただくとの事で、こういった二刀流の方にはChimaira46は非常に便利な機材だと思いますね。

欠品していたパーツなどありましたので、本日は補充部品も含め、まとめて発注作業をしました。

で、まずは木製サイドパネルの製作。
最初、去年、導入したCNCフライス盤で初めて木材を削ってみましたが、なんか上手くいきませんでしたね。
設定や刃の選択などを見直す必要がありますので、結局、いつものように手作業にて製作し直しました。
良い感じ。(1/31)

で、面取りと仕上げの研磨後、ステイン着色の儀、完了の図。
一晩、乾燥させて、クリアコートを重ね塗りしていきます。(1/31)

で、本日は朝から、使うパーツの調整選別作業を始め、16時過ぎにやっと終わりました。
Chimaira46はパーツが多いので、時間がかかりますね。
特にTMD-1のEQバンドはギター&ベース用に特化した絶妙な周波数帯域とQ値設定してあり、可変範囲を広く取るため、あえて極端な設計をしている関係で、パーツの個体差による影響が特にシビアで、選別調整には時間を要します。(2/1)

使うパーツが全て決まりましたので、基板に取り付けていきます。
まずはエフェクトループの入力部にあるバッファー&クリーンブースターのBoostedManの基板。
ツマミセンター位置でほぼフラット、ブースト&カットできるという変わったクリーンブースターですね。
クリーンブースターにカットする機能が必要なのか?と思われそうですが、高域成分を劣化させずに音量を下げたり、ミュートスイッチとしても機能するので、状況によっては、これがなかなか便利なのです。
ループに繋げた機材の音量調整が出来るのも便利ですね。
パッシブギター&ベースを受けるには入力インピーダンスの低い機材もこのループに繋ぐとハイインピー受けでき、ループオフ時はトゥルーバイパスとなります。
ちなみに、このクリーンブースターの位相はちゃんと正相で出力されます。(2/1)

サイドパネルは2度目のクリアコートをしたところです。
艶が出てきましたね。
後、2回重ねます。(2/2)

で、こちらはコンプレッサーのInfinity Lineの基板です。
画像上部のオプトカプラーの取り付けは作業手順の都合上、ケース加工の後になります。
この機材で使用しているオプトカプラーは生産中止となってしまい、今や絶滅危惧種となりましたので、入手不可能となればこの機材も作れなくなってしまいますね。
その前に同等品を見つけるか、規格に合うcds(オプトカプラー内部にあるパーツ)があれば、パーツ自体を自作する事も考えています。(2/2)

2/3〜4は終日講師業にて外出しますので、続きは2/5(月)のアップ予定となります。(2/3)

本日は家の用事で作業開始が夕方近くになってしまいました。
お待たせしました。
作業、再開です。

本日は木製サイドパネルの4回目のクリアコートをして、現在、乾燥中です。

で、画像はDual Twisted Machine基板、パーツ取り付けを概ね完了の図。
いくつかのパーツは作業手順の関係でケース加工後に取り付けします。
明日はそのケース加工をやります。(2/5)

CNCフライス盤にてフロントパネル切削中の図。(2/6)

背面パネルも切削して、ケース加工完了の図。
フロントパネルにはまだ保護フィルムが貼ってあります。(2/6)

加工したフロントパネルに基板を仮止めして、ボリューム等、残りのパーツを取り付け完了の図。(2/6)

バッテリーホルダーのネジ穴にタップを切ります。(2/6)

バッテリーホルダーを取り付けて、ネジロック剤を塗布します。
これやっておけば、まず緩みません。(2/6)

ラベルを出力しました。(2/6)

ラベリングを完了の図。
今日はここまでです。
明日はまた講師業で出かけておりますので、続きは2/8(木)となります。
残るは配線のみですね。
もう少しです。(2/6)

配線作業に入っております。
配線したLEDをパネルに装着。
強力なエポキシ樹脂で固めます。(2/8)

こちらはバランサーポットへの配線完了の図。
ミキサーのパンポットなどに使われている物と同じ仕様の物です。(2/8)

配線を済ませた基板をフロントパネルに装着します。
後はフットスイッチやジャック類に配線していきます。
作業のし易い手順がありますので、繋げる順番は全て決めてます。
あと少しですが、今日の作業はここまでですね。
つづきは明日。(2/8)

半田付け前のワイヤー接続部の図。
信号ロスを抑え、かつ耐久性も高める為に線材は端子にしっかりと巻きつけて密着させるのがポイント。
端子の穴に差し込んで半田で留めるだけというのはホントに良くないです。
画像の巻きつけ方は昔、軍隊にいた人に聞いた方法で、戦車の電気系統の配線で採用されてる方法と聞きました。
まさにミルスペックの配線法ですね。
私は細めのワイヤーはこの方法を採用してます。(2/9)

フットスイッチへの配線完了の図。
後は背面パネルのジャック類と電池ボックスへの配線のみです。
配線材は主にベルデン製ですが、数種類を適材適所にて使い分けてます。(2/9)

全ての配線を完了の図。
ケーシングする前にこの段階で一度動作確認をします。(2/9)

うん。動作確認パーフェクトですね。
良い音!
では、珈琲ブレイクしたらケーシングします。(2/9)

配線の引き回しを整えながらケーシングしていきます。(2/9)

底板の裏にグランドラインを繋げて、ネジロック剤を塗布します。(2/9)

ノブを取り付けて完成の図。
ノブのトップの銀色部には保護ビニールが貼ってありますので、お好きなタイミングでお剥がし下さい。
爪で引っ掻けば剥がれます。
再度、音出しし、最終確認も良好です。
後はシリアルナンバーを貼って、綺麗に拭いた後、取説印刷と梱包作業ですな。(2/9)


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