Chimaira46:名古屋F様

さてさて、最近、ご注文の方が落ち着いておりましたので、工房やレコーディングルームの模様替えや、愛用のギター達のフルメンテナンスなどしておりました。
ギターの電気系統はほぼ総取り替えしましたね。
作業工程を撮影してますので、いずれこのブログで公開するかもしれません。

で、模様替えして、快適になった工房での最初の製作です。
名古屋のベーシストFさんよりChimaira46のオーダーをいただきましたので、入魂いたします。
まずはいつものパーツ厳選作業から、パーツの個体差を上手く組み合わせて、機材のトータルバランスを最良にする調整をします。(5/24)

全てのパーツが決まりましたので、製作に入っております。
まずはセンドリターンバッファー&クリーンブースターのBoostedMan基板へのパーツ半田付けから。
ひとつひとつ気を抜かず、集中し、丁寧に半田付けしていきます。
老眼ですので、老眼鏡とルーペは必須アイテムですな。(5/24)

続いて、コンプレッサーのInfinity Lineの基板をやりました。
ボリュームやLED、フォトカプラーの取付けは手順的にケース加工後になります。
今日の作業はここまで。
明日(5/25)は講師業にて終日出かけますので、工房作業はお休みします。(5/24)

で、こちらはドライブプリアンプDual Twisted Machineの基板です。
今日の宮崎は雨でしたが、明日は天気が良さそうなので、木製サイドパネルの方をやります。塗装作業は天気が良い日がベストです。(5/26)

発注していたケース材が届きました。
今日は天気が良いので、先に木製サイドパネルをやります。(5/27)

で、こちらがそのサイドパネル材ですね。
これから綺麗に形を整えていきます。(5/27)

形を整えて、(5/27)

面取りして、仕上げの研磨完了の図。
うん。綺麗ですね。(5/27)

続いて、着色の儀。
しばらく乾燥させたら、クリアコートを数回重ねて吹きます。(5/27)

今日は木製サイドパネルをクリアコートしようかと思っておりましたが、その塗料を切らせておりました。
塗料は発注し、明日、届きますので、先にパネル加工をやっております。(5/28)

フロントパネルの加工完了です。
保護ビニールはラベリングの時に剥がします。(5/29)

この筐体材の裏面はコーティングされてますので、水研ぎ研磨してアルミ地金を剥き出しにします。
パーツを確実に接地させ、シールド効果を高める為です。数あるノイズ対策のひとつですね。(5/29)

続いて、ジャック類や電池ボックスが装着されるリアパネルの加工完了の図。
これで筐体加工は全て完了です。
実は筐体加工が最も神経を使う作業でして、いつもこれが終わると一段落ついた心地になります。(5/29)

基板に取り付けるボリュームポットやLED等をフロントパネルに仮装着して基板に半田付けします。(5/29)

工房の湿度50%以下ですね。
切らせていた塗料が届きましたので、木製サイドパネルのクリアコートを始めます。(5/29)

木製サイドパネルは1度目のクリアコートを終え乾燥中です。
で、こちらは電池ボックス装着の図。
タップネジは念の為、緩み防止のネジロック剤を塗布しておきます。(5/29)

パネルラベリング完了の図。
うん。カッチョ良いですね(爆)。
今日はここまでとします。
明日はいよいよ配線ですね。(5/29)

配線作業に入りました。
まずLEDの配線し、エポキシでパネルに接着の儀。(5/30)

バランサーポットへの配線の図。
これは仕様に合う物が日本に売ってないので、いつも海外から取り寄せてます。(5/30)

そのバランサーポットを基板に配線の図。
これから、基板にどんどんコードを取り付けていきます。(5/30)

基板へのコードの取り付け完了。
このあとはパネルに装着し、ジャックやスイッチ等にワイヤリングしていきます。
今日の作業はここまでとします。(5/30)

今日の宮崎は天気が良いですね。
サイドパネルの最後のクリアコーティングを完了しました。
あとは丸1日乾燥させて、軽くバフかけて終了です。
塗装ブースは買うと高いので、窓枠換気扇に嵌められるダンボール製の自作ですな。(5/31)

で、基板をパネルに装着完了の図。
後はジャックやスイッチ等にワイヤリングしていきます。
今日はこれから出掛けますので、作業はまた後ほど。(5/31)

愛車の点検とオイル交換に出かけておりました。
帰宅して続きを。
フットスイッチへの配線完了の図。
後は背面パネルのジャック類や電池ボックスへの配線のみです。
あと少しですな。(5/31)

配線完了です。
動作確認も良好ですね。
良い音してます。
サイドプレートの乾燥待ちですので、最終組み立ては明日となります。
よって明日が最終回ですな。(5/31)

サイドパネルのクリアコートも完全硬化しました。
ツヤ出しにバフかけて完了の図。
最終組み立てに入ります。(6/1)

サイドパネルを取り付け、ワイヤーの引き回しを整えます。
後は裏蓋にアースラグを取り付けて蓋閉めたら完成。(6/1)

裏蓋にアースラグを取り付け、ここにもネジロック剤を塗布します。(6/1)

蓋を閉めて、改めて動作確認します。
完成ですね。
手前味噌ながら、やっぱ良い機材です。
今回も大満足しました。
まず私自身が満足できる事が重要なのです。(6/1)

ノブのトップの銀色部分には保護ビニールが貼ってありまして、こちらはお好きなタイミングで剥がしていただければ、ピカピカの状態となります。
爪で引っ掻けば剥がれます。(6/1)

最後の作業ですね。
取扱説明書を印刷し、機材に新品の電池を入れ、綺麗に拭いてから、梱包作業中の図。
ゆうパックの最低ライン60cmサイズに収め送料のご負担をなるべく少なくする為に、このChimaira46のみは化粧箱は付属しておりませんので、ご了承いただければと思います。
良い感じで丁度60cmサイズで収まりますね。
エアキャップに乾燥剤も入れ、厳重梱包にて発送いたします。(6/1)






コメント

このブログの人気の投稿

Chimaira46:長崎Y様

Chimaira46:名古屋A様

IL-1:石川S様