FF-1: 静岡S様


久しぶりの更新ですな。
本題に入る前に、
余っていたパーツ達を組み合わせて、最近、こんなギターを組み立てまして。
各弦のチューニングを、設定した音程にレバーで3段階に切り替え可能なHipshotのTrilogyというブリッジを取り付けたストラトタイプのギター。
オープンチューニングや全弦半音下げなどに瞬時に変更でき、精度も良いです。
ボディーは古いFender Japan 57年モデルの塗装を剥がして、ガスバーナーで焼き色つけたあと、シェラック塗装しました。
ネックはStewMacの物です。
うん。カッコ良いですね〜。(10/20)

さて、本題に入ります。
静岡のSさんよりFuzzy Faith FF-1のオーダーをいただきましたので、製作に入ります。
いつものようにパーツの厳選作業から開始します。
パーツには個体差がありますので、測定器にて計り、計算して選んでいきますが、最終的にはFF-Simulatorにて回路を組んで音出し最終チェックを行います。
音を聴いて、いくつかパーツを差し替え、微調整する事も多いですね。
パーツの個体差が音の違いとなって現れる要素が大きいパーツもあり、この作業は必須です。(10\20)

右側の個体は私がライブやレコーディングにて、使用している物です。
パーツ選別で目指すのはこの個体の音です。(10/20)

久々にやったら、結構、時間がかかってしまいました。
パーツが決まりましたので、シュミレーターよりパーツを外します。
これで、ようやく製作開始となります。(10/20)

上記の厳選したパーツを基板に半田付けしていきます。
画像は表面ですね。
右下にバイアスと出力調整用の半固定ボリュームが見えますが、これを調整すると歪みの質感が変化します。
私がベストだと思う位置に調整して出荷しますが、ご購入の方でご自分で調整してみたいという場合はご連絡いただければ、方法をお教えいたします。(10/21)

基板にコードを取り付けていきます。
コードはベルデン製ですね。
画像の表面はビンテージ風味のパーツが並んだシンプルな感じですが、裏面にノイズ対策のフィルターや音質補正のパーツが並んでます。(10/23)

で、こちらはケース材の加工完了の図。(10/23)

そして、ラベリング完了の図。
完成間近!(10/23)

 ケースに回路を組み込み、バイアス調整中の図。(10/24)

調整が完了したらフットスイッチとアウトプットジャックをナットで留めます。
調整用の半固定ボリュームはご覧のように非常にアクセスし辛い場所にありますので、調整時はアウトプットジャックとフットスイッチを外す必要があります。
いくつか道具が必要だったり、作業も少々、面倒ですが、ご自分で調整してみたいというご連絡もいただきますので、近日ブログで方法を公開する予定でおります。(10/24)

最終チェックは私の愛用品と音比べします。
うん。良いですね。
合格です。
ライブの現場で実戦投入して時間をかけて創り上げたFuzz Face系ペダル。
ヴィンテージ風味の良さを残しながら、現代でも十分使えるサウンドです。
自画自賛。(10/24)





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