Fuzzy Faith:福岡N様


Fuzzy Faith FF-1のオーダーをいただきましたので、製作いたします。
まずいつものパーツ選びですね。
トランジスタのマッチングや音色に関するその他のパーツを測定し、バランスを取り、回路を仮組みして、サウンドチェックします。
基準にするのは私がライブやレコーディングに使用しているベスト個体です。
ありがちなドンシャリFuzzでなく、バンドの中でも中域がしっかり抜けるサウンド。
実戦の中で開発したこの個体と同じ音色になるまで、調整していきます。
パーツ測定計算だけでもかなり近づけられるのですが、やはり最終的には納得いくまで耳で確認します。(2/4)

こちらFF-Simulatorの基板部ですね。
パーツを差すだけで、Fuzzy Faithの回路を仮組みできます。
例えば、音色を決める上で重要な部分のコンデンサなどは3つのコンデンサを合成して、絶妙な容量値まで絞り込んでいき、パーツの個体差をも利用してバランスを取ります。
温度によって容量値も変わるので、トーンに関するパーツはなるべく温度安定度の良い物を使った方が良いですね(2/4)

という事で、パーツが全て揃いました。
この機材のベースになっているのはFuzz Faceですが、オリジナルの9個のパーツより改良用に追加したパーツの方が数が多いですね。
最近、数えて気がつきました(笑)
では、製作を進めていきます。(2/4)

まずはケース加工の儀、完了の図。
綺麗にあきました。(2/4)

で、ラベリング完了の図です。
残るは電工作業ですね。(2/4)

さて、別の仕事に出掛けており、少し間が空きましたが、作業再開です。
これより基板の方を入魂します。
画像は基板パーツ達の図。(2/7)

基板へのパーツ取り付け完了の図。
右下の方にバイアス調整用の半固定抵抗が見えます。(2/7)

配線が完了したら、バイアス調整をし、ケースに組み込みます。
さて、音出してみます。(2/7)

完成です。
うん。実に良い感じで、弾いてて気持ち良いですね。(2/7)


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